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E.S.S.のスピーチで、現在に至るまで主流なのが「プリペアード・スピーチ」(Prepared Speech)です。約700~800、多い時には1000 words以上に及ぶ原稿を作成し、暗唱して発表します。

中学や高校から継続的に勉強し、比較的英語力に自信がある人は、大学でスピーチを始めるに当たっても、スピーチのフォームを学ぶことに注力できますが、そうでない場合、自分の伝えたいことがあっても上手く英語に出来ないというジレンマに陥ります。

スピーチは最終的には英語を「話す」ことが求められますが、プリペアードの場合は、やはり記述力が必要となります。その屋台骨となるのは、言うまでもなく文法の力です。自分の言いたいことが正確に英語に出来ない時、文法の力が不足している可能性が考えられます。

中学、高校在学中に文法の学習が足りなかったと感じる人は、改めて文法力のブラッシュアップを図ってみると良いでしょう。

スピーチ・ライティングで必要な文法力

スピーチ・ライティングで必要な文法力を身に着けるためには、自分の伝えたいことを、その文法を使って正確に伝えられる文を書ける必要があります。定期テストや入学試験で出題される、客観選択式の空欄補充問題に正答できる判断力ではありません。英語の表現を、自分自身の血肉とし、自由に使いこなせる必要があります。

そこでお勧めしたい教材が「表現のための実践ロイヤル英文法」(旺文社)です。

 

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この教材は、英文法所の名著ロイヤル英文法の演習教材です。主にライティングとスピーキングにフォーカスしており、現代の活きた英語表現を、実践的な問題に取り組みながら学ぶことができる良書です。書籍版と別に、Kindle版も出版されています。

内容は、単元別の全24章で構成されています。また別冊として「暗唱用例文300」もCD付で収録されていますが、こちらも厳選された自然な表現の例文が収録されています。これらを活用してインプットとアウトプットを繰り返せば、生きた英語のライティング、スピーキングを身に着けていくことができるでしょう。

読み物として見ても大変充実した内容となっているため、英語力に自信のある人も、辞書として活用できるでしょう。

ライティングを通して文法を学び、自分の言葉で原稿を書く――これを繰り返せば、本物の文法力が身に着くことは間違いありません。良いスピーチをするための基礎固めに、もう一度ライティングで文法を学びなおしてみましょう。

Post Author: Teruyuki Shiraiwa

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